活動報告

咸臨丸子孫の会の活動や関連の催しについて報告します。
印は、会主催および会員対象の活動です。

2010年 ◎平成22年

11月20日~
23日
咸臨丸の歴史講演会(香川県)
咸臨丸渡米150周年を記念して、香川県各地で咸臨丸の歴史について小杉事務局長が講演した。20日塩飽沙弥島(坂出市)、21日多度津町福祉センター(香川県仲多度郡)、23日塩飽本島(丸亀市)。
 
10月24日
咸臨丸渡米150周年記念顕彰碑の除幕(香川県丸亀市)
丸亀市の塩飽本島の住民らが実行委員会をたちあげて建立。本島港に立つ高さ約2メートルの石碑に塩飽諸島の乗組員35名の姓名、出身地を刻む。
 
9月25日
万延元年遣米使節150周年記念式典・講演会(横須賀市)
咸臨丸だけでなく遣米使節全体の業績を顕彰すべく、咸臨丸子孫の会有志が2年がかりで企画・推進した大事業だった。万延元年遣米使節150周年記念事業実行委員会主催、横須賀市共催、外務省後援。
2009年11月、遣米使節150周年記念事業発起人会を開き、実行委員会を組織(藤本増夫委員長)、横須賀市、関連団体、遣米使節子孫などの協力を得て、式典・講演会の開催に至った。当日は子孫の会会員が、受付・司会・進行・通訳など総力をあげて運営にあたった。
会場の横須賀芸術劇場には遣米使節子孫約20名、咸臨丸子孫の会会員約90名はじめ、横須賀市民など350名が集まった。
記念式典では、藤本委員長が使節団の功績をたたえて開催の趣旨を述べ、横須賀市長の式辞、来賓紹介、使節正使と咸臨丸乗組員の紹介へと進んだ。
講演会は、作家星亮一さんが「万延元年遣米使節-その知られざる実像」と遠くアメリカから駆けつけたジョージ・ブルック3世が「ジョン・M・ブルック大尉の太平洋航海」と題して各1時間ずつ講演した。
その後、隣接のホテルにて懇親会を開き、約120名が出席して大盛況だった。
万延元年遣米使節150周年記念式典の藤本実行委員長の挨拶
横浜開港資料館旧館前にて
8月27日~
31日
サンフランシスコ訪問2010
咸臨丸サンフランシスコ入港150周年の一環としてコルマ墓地で加州日系人慈恵会主催の記念式典が計画され、水夫子孫の出席要請があったため、その時期にあわせて子孫の会のツアーを行った。参加者16名。
29日、墓地にて慰霊祭と顕彰碑除幕式が行われ、富蔵の子孫・鈴木博之さんほか4名で除幕、まほろば工房の木村秀雄さんは法衣をまとって読経に加わった。碑文の「日米親善永遠なり」は徳川家18代恒孝氏揮毫による。
またジョン万次郎ホイットフィールド記念国際草の根交流センターの第20回日米草の根交流サミットが開催中で、その集会にも参加した。そのほかメアアイランド史跡公園、リンカンパークの咸臨丸入港碑、ヒルズボローさんによる市内歴史ツアーなど充実の旅だった。
 
6月26日
咸臨丸と塩飽水主「顕彰碑」除幕式(坂出市櫃石島)
坂出市櫃石島にて、坂出市長や市議会議長、自治会の方々が揃い、式典が行われ、塩飽の水主たち35名の名前が刻まれた石碑に住職が入魂した。
5月29日
富士宮人づくり講座「咸臨丸子孫と語る」(富士宮市)
富士宮市人づくりの会主催、富士宮市役所大会議場にて。富士宮在住の会員尾駒眞理さんが企画・実施に奔走した。200人余りの市民が集まり、子孫の会からも20名が駆けつけた。小杉事務局長の講演「乗組員子孫が語る咸臨丸」ののち、子孫と市民が輪になって語りあう交流の場も設けられて、好評を博した。
富士宮の名主池谷家と勝海舟のつながりから、池谷家ご当主と五味澄子さんほか海舟子孫が対面する一幕もあった。また清水港の咸臨丸拿捕をのがれた乗組員の子孫武澤範男さんが名乗り出られるという、思わぬ出来事もあった。
4月7日~
5月5日
海王丸の太平洋訓練航海
サンフランシスコの咸臨丸入港150周年記念イベントの1つとして、航海訓練所の帆船・海王丸が東京港からサンフランシスコまで咸臨丸の航跡をたどった。咸臨丸子孫の会では長さ8メートルの中黒長旗のレプリカを託し、会員の正井良治さんが12名の研修生の1人として乗組んだ。往路はほぼ帆走したという。サンフランシスコ総領事主催のレセプションでは約200人の出席者の前で子孫の会に表彰状がおくられた。
6月10日、東京有明にて下船式があり、それに先立って、乾船長以下乗組員61名と実習生82名がサインした中黒長旗が返還された。
登檣礼をもってサンフランシスコに入港する海王丸
3月17日
咸臨丸入港150周年記念事業開幕式(サンフランシスコ)
サンフランシスコでは前年から諸団体が合同して咸臨丸入港150周年実行委員会を結成し、2010年を通じて種々の催しが繰り広げられた。この日、第9埠頭近くの路上で遣米使節団入港記念プレート除幕式が行われた。
咸臨丸入港150周年記念プレート
撮影=正井良治
2月7日
第12回総会
東京・霞が関の東海大学校友会館にて開催。咸臨丸渡米150周年にあたるため多数の事業計画があり、それぞれ企画担当者から詳しい説明がなされた。出席者55名。
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